総持寺は西国三十三所観音霊場の第22番札所の名刹として知られる高野山真言宗の寺院です。開山の中納言藤原山蔭は、平安時代の貴族で「庖丁道の祖」「料理の神」として知られています。山蔭が幼き頃、淀川で父君が助けた大亀に、山蔭が命を助けられたという「亀の恩返し」の奇瑞により仁和2年(886)に創建されました。本尊は「亀の背に立つ」千手観音です。毎年4月18日に行われる「山蔭流庖丁式」は、庖丁士が、手で魚を触れることなく庖丁と真名箸で調理します。華麗な庖丁さばきが見どころです。境内には料理上達を願い、使わなくなった庖丁を奉納する庖丁塚があります。