※2024/4/1~2025年春頃まで長期休園天王寺公園内にある純日本風の林泉回遊式(りんせんかいゆうしき)庭園。大正15年(1926)、江戸時代からの大阪の豪商・住友家15代吉左衛門(号は春翠)から大阪市へ、本邸とともに寄贈されたもの。中島を浮かべた大池を中心に、三方に築山を築き変化に富んだ地形をつくり出している。周辺には園路や飛石、橋をめぐらせ、茶室や四阿(あずまや)が配されている。庭園の設計・施工者は「植治」こと小川治兵衛で、明治中期から昭和初期にかけて東京の西園寺公望邸や平安神宮神苑、円山公園など大規模な庭園を手掛け、近代造園のスタイルを確立したと称えられる造園家。庭園は当初、春翠によって「照代之恩恵祖先の余沢」の思いで「恵沢園」と名付けられたが、完工時には「慶沢園」に改名された。庭園内の奥から入り口に向かって見える大阪市立美術館の本館は、同じ時期に寄贈された住友家の本邸があった場