沖縄本島の最北端にある辺戸岬は、始まりの場所であるとされています。神話によると、阿摩美久(あまみちゅ)という女神は、琉球諸島をつくった時、まず辺戸岳としても知られる神聖な山、安須森御嶽(あすむぃうたき)をつくりました。興味深いことに、地質学者は、辺戸の山々が約2億5千万年前に形成されたこと、つまり辺戸地域は実際に国頭の他の地域よりもはるかに古いことを明らかにしています。地元の人々が隕石による窪地だという星窪(ふしくぶ)もまた、この地域にある興味深い地形です。 位置的に南方の政治と文化の中心から遠く離れているにもかかわらず、辺戸は沖縄の歴史において重要な役割を担っています。この場所は、天孫氏王朝の創始者である女神阿摩美久の息子が最初に琉球諸島に姿を現した場所で、琉球王国全体の発祥地であるとされています。今日でも、お水取りと呼ばれる儀式では、神聖なウッカーという川の水を持ち帰るため、首里城からの使者が毎年末に辺戸集落を訪れます。この地域の他の見どころには、辺戸集落の北側にある霊廟があります。この墓は急に退位した後、行方が分からなくなった13世紀の王、義本(ぎほん)のものであると信じられています。 辺戸岬は、東は太平洋、西は東シナ海を見渡しています。観測ポイントに立つと、晴れた日には北に鹿児島県の与論島を見ることができます。そして、右側の木々の間には巨大なヤンバルクイナ展望台がありま