北斗遺跡は、釧路に1万年以上にわたって人が住み続けたことを示しています。この遺跡では、石器や土器片から鉄器、また単純な農具が発見されており、この地域で先史社会がどう発展したかが分かります。 北斗遺跡は、釧路湿原西部の台地上にあります。この地域には、紀元前13,000年頃から西暦13世紀まで、ずっと人が住み続けていました。縄文時代の終わり (西暦400年頃) には、本州・四国・九州に住む人々は稲作を採用し、後に農耕社会へと発展しました。しかし、北海道の気候は稲作に適していませんでした。そこで、縄文時代の特徴だった狩猟採集社会が引き続き存在することになりました。 擦文時代 (西暦700~1200年) には、交易を通して新しい技術と材料が入ってきたものの、狩猟採集の暮らしはほぼ同じままでした。北斗遺跡では鉄器が見つかっており、これは本州との交易があったことを示しています。 展示館 遺跡の入口には展示館があり、この遺跡の地史と人類史に関するジオラマ、図表、出土品が展示されています。展示は年代順になっており、数千年にわたる技術の発展と住民の暮らしの変化を理解する助けになります。展示館の中には、擦文時代 (西暦700~1200年) の竪穴建物の実物大模型があり、この地域の昔の暮らしを見せてくれます。 展示館の開館時間は午前10時から午後4時です。4月から11月まで開館しています。