鉄道愛好家の夢 旧九州鉄道本社は現在、鉄道発展の歴史にまつわる展示品と体験型展示物を組み合わせた博物館となっている。廃車になった機関車や、プロフェッショナルな仕様の列車運行シミュレーターまで展示されている。 列車の中で 後に移転され「門司港駅」と改名された門司駅の当初の位置に、ミュージアムの入口がある。また、九州本島の全ての線路の距離を測定した場所であることを示す「ゼロマイル」の標示もある。この屋外エリアは、機関車展示と子供達が数台のミニ機関車を操作し130メートルの線路を走らせることのできるミニチュア鉄道を組み合わせている。 廃車になった機関車や列車車両の一式は、入口付近の線路に沿って展示されている。展示のラインナップは、1920年代から1970年代まで、九州を横断して貨物を運んでいた最初の国内量産蒸気機関車のひとつであるSL9600から始まる。さらにその先には、関門トンネルを通過した最初の機関車であるEF10 35がある。このほか、ディーゼル機関車(キハ07 41)や、2000年代まで使用されていた寝台車(クハネ581-8)などがある。 煉瓦の様式 1891年に竣工されたこの建物は、煉瓦積みの様式が混在する珍しいものだ。下層の煉瓦積みは英国式と呼ばれるもので、両端が隣り合う並びと側面が隣り合う並びの層を交互に敷き詰めている。上部の煉瓦はフランドル積みで、小口-長手-小口の