勝浦にはおよそ200の温泉があり、40℃のお湯が地表に沸いています。この入浴に最適な温度が、勝浦を何世代にもわたる人気の温泉街にしています。大阪からの船が停泊するようになったのは明治時代(1868~1912)で、非常に多くの観光客が訪れました。その海運会社は1938年に営業を停止しましたが、街の人気は続いています。現地のリゾート地には様々な温泉があり、勝浦を見渡せる無料の足湯もあります。それぞれの水源のミネラル含有量はわずかに異なり、水中にミネラルの薄片が見られることも珍しくありません。 温泉水は火山活動ではなく地熱で温められています。古座川弧状岩脈と呼ばれる地下の岩脈は、地表にお湯を運ぶ岩の道だと考えられています。この岩脈は1400万年前に形成されました。巨大なマグマだまりが爆発して、カルデラとして知られる火山活動による凹地ができました。冷却されたマグマが現在の延長22kmの岩脈を形成しています。勝浦にあるほとんど全ての温泉はポンプを使うことなく自然に地表へ湧き出しています。