白谷雲水峡は屋久島で最もよく知られ、最も頻繁に人が訪れる場所である。鬱蒼とした森林地帯と落差のある滝からなるこの渓谷の面積は424ヘクタール、標高は600~1,050メートルである。長さの異なる3つのトレイルを進んでいくと、清流を越え、針葉樹や広葉樹の原生林を抜け、樹齢千年の屋久杉を過ぎ、苔に覆われた別世界の風景へと至る。 辻峠から繋がる登山道は、荒川トレイル、大株歩道入口、そこからウィルソン株(峠から5.7km、約2時間40分)、縄文杉(峠から7.6km、約4時間10分)、そして九州最高峰の宮之浦岳(標高1,936m)へと続く。 トレイル沿いの見所 弥生杉コース 渓谷の最も短いトレイルである弥生杉コースは全長2キロで所要時間は約1時間ほどになる。そのハイライトは日本の弥生時代(紀元前300年~紀元後300年)からその名をとった推定樹齢3,000年の弥生杉である。この巨木は、その複雑な形状から、まっすぐな板を切り出すことが難しかったため、木材として切り出されることは一度もなかった。現在、弥生杉の高さは26.1メートルで、幹回りは8.1メートルである。アクセスの容易さのため、弥生杉は島で最も多くの人が訪れる屋久杉のひとつとなっている。弥生杉はマンサクの一種である花をつける木、イスノキの木立に立っている。 奉行杉コース 三つのトレイルのうち中間の長さになる全長4キロ、所要時間約3