嵐山モンキーパークいわたやまは120匹のニホンザルが野生の状態で暮らしており、自由に公園内を行き交っている。パーク内のビジターセンターからは餌やりや、近くから観察することもできる。このモンキーパークは標高160メートルの桜や紅葉が点在する山腹にあり、京都の街を見渡すことができる。京都大学の霊長類学者たちは1954年からサルの研究を始め、1957年には施設の開設に協力した。その頃からパーク職員は群れのすべての猿に名前を付けるようになった。今でも大学の研究者が定期的に訪れニホンザルを研究している。 このパークに柵はないため、群れは餌やりの時間帯に集まることがあるが、日中は自由に公園の周りでのんびりと過ごし、夜は山に登り森の中で寝るのが一般的である。定期的な餌やりと狼や野犬といった自然界における捕食動物が少ないおかげで、猿たちの寿命は約30年と長い。これは人間で例えると100歳程度と同等である。公園内では鹿、アナグマ、ハクビシンと言った他の野生動物も生息している。 ここを訪れる人は猿と触れ合うことができるが、安全な距離を保つことが求められる。猿に直接餌を与えるのはルール違反だが、ビジターセンター内でピーナッツやリンゴなどの餌を購入し、金網越しに与えることができる。