やんばる国立公園は、2016年9月15日に設立された、日本に35ある国立公園の中で最も新しい国立公園の1つです。沖縄本島の北端にあり、21,022ヘクタールを占めるこの公園は、辺戸岬近くの深い森林に覆われた山々、険しい崖、多孔質のカルスト地形、慶佐次川河口のマングローブ林を特徴としています。ここで見られるような亜熱帯林は、この緯度 (北緯27度付近) では珍しいものです;やんばるはメキシコ北部、リビア砂漠、インド北西部などのより乾燥した地域と同緯度にあります。季節風や暖流・黒潮のおかげで、この地域は豊富な降水量に恵まれ、背の高いイタジイ(Castanopsis sieboldii)として知られるブロッコリーに似たシイの木や大きなシダ植物、非常に珍しい小型のランなど、多様な植物の生育を支えています。 やんばるには多様な動物種が生息していますが、その多くはアジア大陸や日本の本島から孤立してきた長い歴史によって固有種となっています。やんばるの面積は日本の総面積の0.1%未満であるにも関わらず、この地域には日本の鳥類種の約半分とカエル種の4分の1が生息しています。ヤンバルクイナ(日本唯一の飛べない鳥)やノグチゲラなどの絶滅危惧種の一部は、個体数を回復するために現在保護対象となっています。 周辺の陸地と海の自然環境は、常にやんばるの村人たちにとって重要な資源の供給源でした。たとえば、