大津市歴史博物館は、何世紀にもわたり琵琶湖の交通や交易の要衝であった大津の街を知るのに最適な場所です。2階建ての博物館は、大津市の緑豊かな中心部にある三井寺のそばに位置しています。常設展示では、縄文時代(紀元前1万年~紀元前300年)に由来する地元の工芸品を幅広く展示しています。 この地域の自然の美しさは、絵師や歌人にインスピレーションを与えてきました。大津は、特に江戸(現在の東京)から京都へ向かう街道の終点であった時代には、芸術作品の題材として人気がありました。大津市歴史博物館には、江戸時代(1603~1867年)に大津で発展した民俗絵画である「大津絵」が展示されており、市内最大級の豊富なセレクションとなっています。 歌川広重(1797~1858年)をはじめとする著名な絵師たちが、大津周辺の美しい風景を描いた伝統絵画「近江八景」を独自に制作しました。近江八景を描いた木版画の数々が展示されており、実際に景色を体験する前に歴史的なイメージを鑑賞できるようになっています。