徳之島は、九州と沖縄の間に200km以上にわたって連なる奄美群島の有人島8島のひとつです。徳之島を含む奄美の島々は、かつてはユーラシア大陸の一部でしたが、約200万年前に大陸から分離しました。徳之島の面積は250平方キロメートル弱で、人口は約23,000人です。 徳之島の山がちな地形の大部分は、青々と繁る照葉樹林と約1,000種の自生植物に覆われており、数多くの固有生物のすみかです。よりなだらかで耕作に適した地域では、焼酎という人気の高い蒸留酒などの製品に使われるサトウキビをはじめ、バナナ、パパイヤ、パッションフルーツ、柑橘類などが栽培されています。迫力のある断崖と広い白砂の浜が海岸線を取り囲み、その周囲に広がるサンゴ礁は海の生き物たちで溢れかえっています。この島の大部分は、奄美群島国立公園の範囲に指定されており、また、世界遺産登録の候補地でもあります。 日本本土・沖縄・中国に挟まれた徳之島の位置は、この島の歴史と文化を形成しました。徳之島について知られる限り最も古い記録は8世紀のもので、日本の史書の中にこの島のことが言及されています。15世紀になると、徳之島は沖縄本島を首都とする琉球王国の一部となり、その後、1609年に九州の薩摩藩に併合されました。また、第二次世界大戦後、1953年に日本に返還されるまでの短い期間、徳之島はアメリカ占領軍の統治下にありました。 徳之島は現在