海抜924メートルの高さを持つ開聞岳は、薩摩半島南部のランドマークです。開聞岳は885年の噴火以降1,000年以上沈黙を保っていますが、まだ活火山と見なされています。山の対称的な円錐形は、富士山と驚くほど似ています。 「薩摩富士」の愛称で親しまれている開聞岳は、散策や登山に人気の場所です。頂上に着くと、さえぎるものがない海岸線の景色が待っており、晴れた日には遠くに屋久島も見えます。やや本格的な登山になるので、適切な履物が必要です。 近くにある薩摩半島最南端の岬、火山岩だけで形成された長崎鼻からは、海と開聞岳の手つかずの自然の景色が楽しめます。番所鼻公園は、何百年にもわたってその絶景で知られています。かつて日本で最初の近代的な地図を作製した地図製作者・測量士の伊能忠敬(1745〜1818)が、調査で公園に立ち寄った際、この景色を「天下の絶景」と評しました。